取材
November 2025

僕は昔から「取材」というワードに憧れていました。
取材されるのもカッコいいなと思うけど、
取材する人が、すごいと思うんです。
なんの道具も持たず、ただ紙とペンだけあれば、仕事ができる。
よっぽど頭がよくないといけないんだろうなあと。
20代後半で、取材するライターさんに同行して撮影だけする、という経験に恵まれました。その場が楽しくて楽しくて。ただ、その楽しさは、僕にとってハードルの高い「取材をしなくていい」という安心感があったからでした。
ライターさんがあれこれ的確な質問をされる中、違う路線から質問してみたり、相槌を打ったり、リアクションをしてみたり。
プロのライターさんではなく、企画として臨時で取材をしないといけない人に同行するときなんかは、よしきた、と調子に乗って質問を連発したりもしました。

やがて、年を重ねることで自分が取材をしてもらう立ち場になったり、仕事ではなく個人的趣味として、撮影&取材をする機会が増えてきました。
今、とある企業さんの企画で、ひとつのテーマをもとに、「毎月誰かを撮る」というお仕事を頂いています。回を重ねるごとに自分のやり方が定まってきて、テーマにそっている過去に出会った人、身近な人に声をかけ、撮影をする。
取材の仕方、ライティングの仕方、学んだわけじゃないので、先方には迷惑もかけてるだろうけど、これがやっぱり、めちゃくちゃ楽しい。
毎日こうだったらいいのにな、と思うくらい。いやしかし、仕事でこれを続けるのは難しいだろうな。企業さんには大目に見てもらっているので、ゆるく取材して、ゆるい文章で許されているけど、プロの書くものはこんなもんじゃない。

とっても奥が深いんです。結局は、自分が何を伝えたくて、そしてその人(取材対象)が何を伝えたいと思っているか。自分の信念を大切に持ちながら、お相手の想いも大切にする。そんなことを考えています。(今の段階では)
どうか先輩、いろいろ教えてください。
山中優